大学院入試でTOEICって必要なのかな?
TOEICって何点取れば良いのかな?
このように悩んでいる人は多いと思います。
この記事では以下のことについて解説しています。
- 大学院入試にTOEICは必要なのか
- TOEICで何点とれば良いのか
- TOEICを受ける上での注意点
- TOEICの勉強期間と勉強法
では、1つずつ解説してきます。
1. 大学院入試の英語試験
大学院入試の英語試験の形式は以下の通りです。
- 大学独自の英語試験
- TOEIC or TOEFLの成績証明書の提出
TOIEC or TOEFLの成績証明書で、ほとんどの大学は英語の試験の点数を決めています。
詳しくは、募集要項で確認しましょう。
1.1 TOEFLよりもTOEIC
TOEICかTOEFLどちらを受ければよいのかな?
結論からいうとTOEICを受けた方が良いです。
その理由は、以下の通りです。
- TOEICの方が受験料が安い
- TOEICは就活でも使える
では、1つずつ解説していきます。
TOEICの方が受験料が安い
TOEICとTOEFLの2022年3月時点での受験料は以下の通りです。
- TOEIC 7810円
- TOEFL 25000円程度 ($235)
TOEICはTOEFLよりも、半分以上安いです。
複数回受験することを考えると、受験料は安い方が良いです。
TOEICは就活でも使える
TOEICのスコアが高いと、就活においても有利になることが多いです。
英語を重視している企業では、TOEICのスコアで足切りを設けていることもあります。
2. TOEICの点数の目安
大学院入試では、旧帝大レベルであっても700点あれば大丈夫です。
私は、京都大学と九州大学を受験しましたが、TOEIC710点でどちらも合格することができました。
また、私は、神戸・九州・東北・京都大学の研究室訪問をして、TOEICのボーダー点数を聞くと、どの大学も600~650点と言われました。
旧帝大のTOEICの点数のボーダーは600~650点程度であり、700点あれば少しTOEICで差がつけれることがわかります。
ボーダーの点数よりも点数をとった方がいいのかな?
外部生であれば、専門科目よりTOEICで差をつける方が簡単なので、TOEICはボーダーよりプラス50点以上を目標にすることをおすすめします。
しかし、大学の学科によってボーダーは異なるので、詳しいTOEICのボーダーについては、研究室訪問の時に聞きましょう。
研究室訪問の詳しいやり方については以下の記事をご覧ください。
【外部生必読】研究室訪問とは?流れとやり方を徹底解説 | 院試ストラテ (today-hakken.com)
3. 注意点
3.1 申し込みが抽選
コロナの影響で、TOEICの受験者数を制限しています。
TOIECの受験ができるかは抽選によって決まります。
よって、必ずしも申し込むと受験ができるとは限らないのです。
3.2 申し込みの締め切りが早い
TOEIC試験の申込の締め切りは、1~2ヶ月前です。
そのため、受けたいと思った月に受けることはできません。
3.3 スコアシートの郵送に時間がかかる
大学院受験では、TOEICのスコアシートのコピーを願書提出時に求められることがほとんどです。
しかし、TOEICのスコアシートは試験が終わって、郵送されるまでに1ヶ月程度かかります。
TOEICの試験は早く受けた方が良さそうだね。
3.4 TOEICの種類に注意
TOEICの試験は種類が複数あります。
まず、TOIECの問題の形式は以下の2つです。
- TOEIC L&R (Listening & Reading)
- TOEIC S&W (Speaking & Writing)
大学院や就活では、TOEIC L&R (Listening & Reading)が使われることがほとんどです。
さらに、TOEICのテスト形式は種類が3つに分かれています。
- TOEIC公開テスト
- TOEIC IPテスト
- TOEIC Bridgeテスト
大学院入試では、TOEIC公開テストの結果の証明書であるOFFICIAL SCORE CERTIFICATION が求められることが多いです。
3.5 有効期限
大学によっては、受験期間が設けれている場合があります。
受験期間がある場合は、2年であることが多いです。
TOEICの種類,有効期限については募集要項で必ず確認する
TOEICの試験の申込は以下のリンクからできます。
【公式】テスト申込|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBC (iibc-global.org)
4. 勉強期間
TOIECの試験を受ける期間としては、学部3年の8月から学部4年の4月までがベストです。
上記で述べた通り、TOEICテストは早めに受けておいた方がよいです。
スコアの提出を考えると、学部4年の4月~6月のTOEICの試験がほとんどの場合は最後になります。
また、専門科目の勉強にも力を入れる必要があるので、学部4年の4月までに目標点数をとっておくことがベストといえるでしょう。
4.1 目標点数に達しない場合
学部4年の4月までに、目標点数に届かなかった場合はどうすればいいの?
学部4年の4月時点で、目標点数より100点以上低い場合は学部4年の4月以降もTOEICを受験しましょう。
大学院入試では、専門科目が大きな配点を占めることが多いです。
したがって、TOEICの点数が100点以上差が開かなければ、専門科目に力を入れる方が合格する可能性が高まるでしょう。
しかし、TOEICで100点以上差がついている場合は専門科目が苦しくなるので、受けるチャンスがあるのならば受けることをおすすめします。
専門科目と英語の配点とを考えながら、TOEICの受験を考えよう。
5. 勉強法
TOEICの勉強法としては、以下のことをおすすめしています。
- 何度も受験する
- TOEICの対策をする
- 問題集を解いて形式に慣れる
- スタディーサプリを活用
では、1つずつ詳しく解説していきます。
5.1 何度も受験する
TOEICのテストは、何度も受けることができ、自分の自己ベストの成績を提出することができます。
なので、学部4年の4月までは目標点数をとれるまで受験しましょう。
お金はかかりますが、TOEICの試験の雰囲気にも慣れてくるので、点数アップにもつながります。
5.2 TOEICの対策をする
TOEICのテストは、センター試験・共通テストと同様に形式が決まっています。
なので、その形式に合った時間配分や攻略法を知ることによって点数を上げることが可能です。
まずは、問題集を解く前にTOEICの形式ついて書かれた参考書から進めると効率的に勉強できます。
TOEICの形式ついて書かれた参考書のおすすめは以下の通りです。
この参考書の詳細は、以下の記事をご覧ください。
【450点から710点】はじめてのTOEIC L&Rテスト 全パート総合対策を使ってみた感想 | 文殊-MONJYU- (waseda-gmap.jp)
5.3 公式問題集を解いて形式に慣れる
TOEICの問題の解き方がわかれば、後は公式問題集を解いて形式慣れていきましょう。
特にリスニングは、慣れが必要になってきます。
したがって、解いていくにつれて、だんだん聞き取れるようになり、点数も上がってきます。
5.4 スタディーサプリを活用
【スタディサプリ ENGLISH】は、1回3分からできるので、公式問題集と違って、手軽にすることができます。
電車に乗っている時にもできそうだね。
さらに、パート別の攻略法もついているので、TOEICの形式を理解するのにもおすすめです。
また、1回5分の講義授業もあり、文法の理解ができていない人にもおすすめです。
6. まとめ
大学院入試では、TOEICの点数は700点あればほとんどの大学で大丈夫でしょう。
しかし、大学や学科によってレベルが異なるので必ず研究室訪問をしてボーダーを確かめましょう。
そして、そのボーダーの点数を学部4年の4月までに取り、専門科目に備えられるようにしましょう。
TOEICの点数が高いとかなり有利に試験を進めることができます。
早めにTOEIC対策を行えば、合格に近づくことができるでしょう。