研究室訪問で25の聞くべき質問|聞かれる質問と対策も徹底解説

研究室訪問・研究室

研究室訪問して何を質問したら良いんだろう?

研究室訪問して何か質問されないかなあ?

上記のように悩んでいる人に向けてこの記事は書かれています。

タイトルを見て、25も質問すべきことがあるなんて多いと感じた方がいると思います。

しかし、行ったこともない研究室を知るのには、むしろ25という数は少ないくらいです。

この記事を読んでわかること

  • 場面ごとの聞くべき質問(研究室の様子、入試関連)
  • 教授から聞かれる質問と対策

25の質問をすることによって得られる情報

  • ブラック研究室なのか
  • 自分にとって良い研究室なのか
  • 入試情報
  • 入試対策のやり方

1. 研究室訪問の流れ

研究室訪問の当日の流れは以下の通りです。

研究室訪問当日の流れ

教授との会話

研究設備紹介

学生と会話

1つずつ簡単に解説していきます。

1.1 教授との会話

まず、教授から研究内容の説明を受けます。

その後、研究室の雰囲気やルールなどを教えてくれます。

最後に質問をする時間になるのが一般的です。

1.2 研究設備紹介

実際に研究室に入り、研究室にある実験器具の説明をしてくれます。

1.3 学生と会話

研究室の院生や博士の学生と自由に話すことができます。

研究室の学生にとにかく質問をするという時間になります。


上記すべてのことに関して、質問をする機会があります。

では、これから1つずつどのような質問をすれば良いのか解説していきます。

詳しく、研究室訪問の流れを知りたい方は以下の記事をご覧ください。

【外部生必読】研究室訪問とは?流れとやり方を徹底解説 | 院試ストラテ (today-hakken.com)

2. 教授にする質問

教授との会話の時に聞くべき質問は以下の通りです。

教授への質問

研究室について

  • 研究テーマは選べるか
  • 学会発表・論文投稿
  • コアタイムの有無
  • バイトやインターンをできるか
  • 研究室のメンバー
  • 外部生の割合
  • ゼミの頻度,内容
  • 卒業生の就職先
  • 授業の場所


入試関連

  • 推薦入試について
  • TOIECのボーダー
  • 一般入試の選択科目指定
  • 本番の合格点

では、1つずつ解説していきます。


まずは、研究室の様子に関して解説していくよ。

2.1 研究テーマは選べるか

自分の研究したいテーマで研究できるのか聞いてみましょう。

必ずしも、自分がやりたい研究ができるとは限りません。

研究内容が選べない理由

  • 1つの研究テーマに学生の希望が集中
  • 研究の進捗具合が悪く、研究を続けることが困難
  • 教授から強制的に研究テーマが与えられる

2.2 学会発表・論文投稿

学生が、学会発表や論文を投稿しているのか聞きましょう。

学会発表や論文を投稿をしているということは、研究の成果が出ているということです。

研究の成果が出やすい環境なのかを確かめるためには必要な情報になります。

2.3 コアタイムの有無

コアタイムは、研究室にいなければいけない時間帯のことです。

例えば、月~金の10時から17時まで研究室に必ずいなければならないということです。

コアタイムが長いとブラック研究室かもしれないね。

2.4 バイトとインターンをできるか

バイトやインターンに行けるのかも念のため聞いておきましょう。

時々、バイトやインターンを禁止している研究室があるので気をつけましょう。

バイトorインターンを禁止している所はブラック研究室の可能性があります。

2.5 研究室のメンバー

学部生,大学院生,博士課程の人が何人いるのか聞きましょう。

博士課程の学生が多い研究室は研究室生活の満足度が高いことがわかります。

なぜなら、研究室で続けて研究したいと思う人が博士課程に進むからです。

博士や修士の先輩が多いとアドバイスをもらえるからいいね。

2.6 外部生の割合

内部生と外部生の割合を聞きましょう。

外部生が多ければ、外部生でも合格できる可能性が高いということがわかります。

研究室に入った後も、外部生が多い方が外部生向けに丁寧に対応してくれる可能性が高いです。

2.7 ゼミの頻度,内容

ゼミの頻度や内容について聞いておきましょう。

外国人が多い場合、英語でゼミを行う研究室もあるので、ゼミを英語で行うのか聞いておきましょう。

2.8 卒業生の就職先

卒業生の進路がどのような業界(メーカー、インフラ系など)なのか聞いておきましょう。

研究室で業界に偏りがある場合は、その業界と結びつきが強いのかもしれません。

また、自分が行きたい企業に先輩がいればOB・OG訪問で有利になるかもしれません。

共同研究を行っているのであればその企業に入りやすいこともあるでしょう。

2.9 授業の場所

研究室と授業の場所(キャンパス)が異なることもあるので、授業の場所を聞いておきましょう。

研究室が本キャンパスでない場合に、研究室と授業を受ける場所が異なる場合が多いです。



次は、入試関連について解説していくよ。

2.10 推薦入試について

推薦入試がどのような基準で受けれるのか聞きましょう。

推薦入試の受験資格として必要なものは以下の要件であることが多いです。

  • gpa(学校での成績)
  • TOEICの点数

2.11 TOEICのボーダー

例年の受験者のTOEICのボーダー得点を聞いておきましょう。

TOEICのボーダー得点は、TOEICを受験する時の目標得点の設定において必要です。

大学院入試における、TOEICについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

大学院入試のTOEIC

2.12 一般入試の選択科目指定

一般入試の専門科目は選択問題がほとんどです。

研究室によって、選択問題が指定であることがあるので選択問題の指定がないか聞きましょう。

2.13 本番の合格点

本番の筆記試験でどのくらいの点数が合格点になるのか聞きましょう。

何点とれば良いのかわからないと、本番の解き方や過去問演習をするときにかなり困ります。

もちろん、年によって変わるので明確なことは教授もわかりません。

しかし、例年どのくらいの点数なのかは教えてくれることが多いです。

3. 研究設備に関する質問

研究設備に関する質問は以下の通りです。

研究設備に関する質問

  • 研究設備の説明に関する疑問
  • 研究費の具合

では、1つずつ解説していきます。

3.1 研究設備の説明に関する疑問

基本的に、説明されることに関してわからない部分があれば質問していきましょう。

そうすることによって、研究内容の理解に繋がります。

研究設備に関することは難しいので、どんどん質問していこう。

3.2 研究費の具合

自分が研究していて必要なものが出てきたときに、買ってもらえるのか聞きましょう。

研究費が豊富な研究室だと100万円ぐらいの装置をすぐに買ってもらえたりします。

現状の研究設備が良くても、研究費が少ないと研究していて不便を感じることもありえます。

4. 学生にする質問

学生との会話で聞くべき質問は以下の通りです。

学生への質問

研究室の様子

  • 教授の人柄
  • 准教授,助教授の人柄
  • 人気の研究室か
  • 研究室の普段の滞在時間


入試関連

  • 過去問の答案
  • 選択科目の難易度
  • 教科書の種類
  • おすすめの参考書
  • 面接の内容

その他

  • 連絡先

では、1つずつ詳しく解説していきます。

まずは、研究室の様子に関して解説していくよ。

4.1 教授の人柄

教授がどのような人なのか、学生は知っているはずなので聞いてみましょう。

以下のことに関して聞きましょう。

教授の人柄に関する質問一覧

  • 説明のわかりやすさ
  • 学生指導に対する姿勢
  • 理不尽に怒られないか

上記のことは教授と話している時にも意識しておいた方がいいね。

ゼミの時の教授の様子についても聞いておきましょう。

ゼミになると急に厳しくなる教授は少なくありません。

4.2 准教授,助教授の人柄

教授は多忙なことが多く、学生の指導に時間をほとんどあてれない教授もいます。

そこで、准教授や助教授がメインとなって、学生の指導を行うことが多いです。

そのため、普段誰から指導を受けているのかを聞いておきましょう。

また、助教授や准教授がどのような人柄なのかもあわせて聞いておきましょう。

教授だけではなく、准教授,助教授との相性も大切

4.3 人気の研究室か

学部の時に研究室を選びますが、その時に人気の研究室だったのか聞きましょう。

人気であれば、内部生がそのまま院に進学する可能性が高いので、入試が難しいかもしれません。

逆に不人気であれば、入試は簡単かもしれません。

しかし、不人気な研究室は教授に問題がある可能性があるので、原因を聞いてみましょう。

人気がない研究室は教授がこわかったり、ブラックなのかもね。

4.4 研究室の普段の滞在時間

コアタイムがなくても、ほぼ強制的に滞在しなければいけない状態の研究室はあります。

共同研究を行っている研究室だと必然的に忙しくなります。

そのため、コアタイムだけで判断せず、学生に普段の滞在時間を聞いておきましょう。

次は、入試関連について解説していくよ。

4.5 過去問の答案

先輩が解いた過去問の答案があるのか聞いてみましょう。

また、ネットで公開されているもの以外の過去問があるか聞いてみましょう。

親切な研究室だと過去問,過去問の答案をPDFで渡してくれます。

4.6 選択科目の難易度

大学院受験はほとんどが選択問題になります。

しかし、選択問題には難易度の差がある場合があります。

内部生なら難易度の差を知っているはずなので、選択問題の難易度に差がないか聞いてみましょう。

4.7 教科書の種類

過去問は学部の講義をもとにして作られています。

なので、教科書を見ることによって試験範囲を明確にすることができます。

上記から、別の大学を受験するなら内部生がどの教科書を使っているのか知っておいた方が良いでしょう。

研究室訪問のついでに生協で教科書を買ってもいいね。

4.8 おすすめの参考書

大学院入試において、自分が受ける試験に合う参考書を見つけることは難しいです。

そのため、大学院入試に合格している先輩が実際に使っていた参考書を参考にすると良いでしょう。

実際、私が研究室訪問をした時に教えてもらった参考書はかなり役立ちました。

4.9 面接の内容

どのようなことを面接で聞かれたのか聞いておきましょう。

面接で前日の筆記試験のことについて解かされるようなことがあるのかも聞いておきましょう。

大学院入試の詳しい面接対策については以下の記事をご覧ください。

大学院入試(院試)の面接対策|質問に対する事前準備で決まる? | 院試ストラテ (today-hakken.com)

4.10 連絡先

話した学生のメールアドレスやラインなどの連絡先を聞いておきましょう。

過去問の新しい年の答案など、研究室訪問した時にはなかったものが後日もらえたりします。

他にも、新たに質問したいことがあると質問することができます。

5. 教授に聞かれる質問

質問をする場面の方がもちろん多いですが、逆に質問されることもあります。

教授への印象は、面接試験や今後に関わってくるので対策する必要があります。

教授から質問されることがあるのは以下の内容です。

教授に聞かれる質問

  • 志望理由
  • 学部での研究内容

では、1つずつ解説していきます。

5.1 志望理由

なぜこの研究室に興味を持ったのかということを聞かれることがあります。

答えとしては、研究内容に興味があると伝えることが普通でしょう。

ホームページに載っている研究内容ぐらいは最低理解しておきましょう。

かなりつっこまれることも珍しくないので、しっかり準備しておきましょう。

5.2 学部での研究内容

学部でどのような研究をしているのか聞かれることがあります。

しかし、研究室訪問をしている時に研究内容が決まっていない人がほとんどだと思います。

なので、詳しく答えられる必要はありません。

おおまかにどのような研究をしたいのか答えられるようにしておきましょう。

6. まとめ

研究室訪問で聞くべき25の質問は以下の通りです。

教授への質問

  • 研究テーマは選べるか
  • 学会発表・論文投稿
  • コアタイムの有無
  • バイトやインターンをできるか
  • 研究室のメンバー
  • 外部生の割合
  • ゼミの頻度,内容
  • 卒業生の就職先
  • 授業の場所
  • 推薦入試について
  • TOIECのボーダー
  • 一般入試の選択科目指定
  • 本番の合格点

研究設備に関する質問

  • 研究設備の説明に関する疑問
  • 研究費の具合

学生への質問

  • 教授の人柄
  • 准教授,助教授の人柄
  • 人気の研究室か
  • 研究室の普段の滞在時間
  • 過去問の答案
  • 選択科目の難易度
  • 教科書の種類
  • おすすめの参考書
  • 面接の内容
  • 連絡先

この質問をスクリーンショットを撮ったり、メモをしておけば研究室訪問での質問で困ることはないでしょう。


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