大学院入試の推薦とは?外部生の推薦入試について徹底解説

大学院入試

大学院の推薦入試ってどんな感じなのかな?

大学院の推薦入試ってどんな人が受けられるのだろう?

この記事は上記のような疑問に答えます。

推薦入試はほとんどの場合、学部の成績(gpa)で推薦入試を受けられるか決まります。

当日の試験は口頭試問(面接)のみであることが多いです。

この記事を読んでわかること

  • 推薦入試の流れ
  • 推薦入試の受け方

では、詳しく解説していきます。

1. 推薦入試の流れ

推薦入試の流れは以下の通りです。

推薦入試の流れ


事前審査(5月)

願書提出(5月~6月)

試験(6月~7月)

では、詳しく1つずつ解説していきます。

事前審査を行わない専攻もあります。

2. 事前審査(5月)

推薦入試を受けるための事前の審査があります。

事前審査は、書類提出によって合否が決まります。

事前審査においての提出物の例は以下の通りです。

事前審査の提出物

  • 成績証明書
  • 推薦書
  • 研究計画書
  • TOEIC or TOEFLの成績証明書
  • 志望理由書

筆記試験を事前審査として行う専攻もまれにあります。

2.1 成績証明書

自分の学部時代の成績(gpa)が必要になります。

事前審査の合否の大きな割合を占めるといって良いでしょう。

どのぐらいの成績がいるのかなあ?

推薦入試に必要な成績基準

  • 外部 gpa最低3以上(4段階)
  • 内部 成績上位1/2,1/3以上

大学、専攻によって基準は様々です。

2.2 推薦書

出身大学(在学中の大学)の指導教員が書いた推薦書が必要になります。

例として、京都大学工学研究科の推薦書の内容を以下に記しています。

出身大学(卒業見込者は在学大学)の指導教員等が作成したもの。推薦者が所属する機関の公式なレターヘッドが印刷された用紙を使用して、以下(1)~(6)の内容が記載されていること。

(1)出願者の学力、研究者や専門家としての適性、人物像、学業や研究の成果等についての総合的な所見

(2)出願者氏名

(3)出願者との関係

(4)推薦者の所属、身分、連絡先(Eメールアドレス含む)

(5)推薦者の自筆による署名

(6)作成年月日

※必要に応じて推薦者に推薦内容を照会することがあります。

出典 100 (kyoto-u.ac.jp)

出身大学の教授との関係性も重要になりそうだね。

2.3 研究計画書

研究計画書は、自分が志望する研究室でどのような研究を行う予定なのかを書くものです。

A4用紙4~5枚程度(4000文字程度)やA4用紙2枚程度と書く量に制限がある専攻もあります。

志望大学の指導教員と作成することを前提としている所もあります。

2.4 TOEIC or TOEFLの成績証明書

まれに、TOEIC or TOEFLの成績を求められることがあります。

点数の基準としては、神戸大学の工学部の1部の専攻ではTOEIC600点が足切りになります。

TOEICの点数を上げるために必要なおすすめの英語コーチングについては以下の記事をご覧ください。

https://studychain.jp/english-pro-coaching

2.5 志望理由書

その大学院を受験する理由を書きます。

A4用紙1枚(800文字程度)など規定がある場合や規定なしの専攻もあり形式は様々です。

提出物は、受験する大学や専攻によるので必ず募集要項を見ましょう。

2.6 研究室訪問

事前審査を受けるにあたって、研究室訪問は必須です。

推薦入試を受ける際には、必ず研究室訪問が必要であることを条件としている専攻も少なくはありません。

研究室訪問をして、事前審査の詳しい内容や研究計画書の書き方について聞きましょう

研究室訪問については、以下の記事をご覧ください。

【外部生必読】研究室訪問とは?流れとやり方を徹底解説 | 院試ストラテ (today-hakken.com)

3. 願書提出(5月~6月)

事前審査に無事通過したら、願書を出すことができます。

事前審査に落ちたら、推薦入試を受けることはできないので一般入試に回ることになります。

推薦入試と一般入試では、願書の提出の日が異なる場合が多いので注意して下さい。

上記の事前審査の提出物を願書提出時に出す大学もあります。

4. 試験(6月~7月)

推薦入試の試験内容は、基本的には口頭試問(面接)のみの専攻が多いです。

面接の内容の例は以下の通りです。

面接内容例

  • 志望理由
  • 現在の研究内容について
  • 志望の研究室での研究について
  • 専門科目を含む質問

専門科目を含む質問は、あまり行っている大学は少ないです。

神戸大学の1部の専攻では、専門科目を含む質問があると記されていました。

募集要項には、面接の内容について詳しく書かれていない場合は研究室訪問の時に聞いてみましょう。

小論文が試験科目になっている大学もあります。(例東北大学)

面接対策については以下の記事をご覧ください。

>>大学院入試の面接対策

5. Q&A

では、ここからはQ&A形式で推薦入試に関することについて回答していきます。

5.1 Q.推薦入試に合格したら辞退できないですか?

推薦入試の合格を辞退することは原則できません。

募集要項に合格したら、本校に進学することを確約すると書いてある専攻もあります。

併願する時は注意が必要だね。

5.2 Q.内部の人で落ちることはありますか?

内部の人で推薦入試を受けれるからといって、落ちないとは言いきれません。

しかし、内部で推薦入試を受ける人はほとんど通るでしょう。

5.3 Q.外部の推薦入試はどの大学で行っていますか?

外部の推薦入試はほとんどの大学で行われています。

しかし、その枠はかなり少ないです。

1つの学科に4,5人程度の狭き門の戦いになります。

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