大学院は併願可能?適切な併願数を状況ごとに徹底解説

大学院入試

大学院って併願できる?

大学院の併願の数はどれぐらいがいいの?

この記事では、上記のような疑問を解決します。

結論からいうと、大学院入試では日程が被らなければどの大学でも併願できます。

大学院の併願の数は3つが適切だと私は考えています。(理由は後で解説します。)

この記事を読んでわかること

  • 併願先の決め方
  • 自分にとってのベストな併願数
  • 併願する際の注意点

では、大学院の併願について詳しく解説していきます。

1. 併願は可能なのか

大学院入試では、私立、国公立問わず日程が被らなければ受験することができます。

しかも、何校受けても問題ありません。

推薦入試でなければ、入学を辞退することが可能です。

大学入試と違って併願の選択肢が多いです。

2. 併願先の決め方

併願先の決め方は以下の通りです。

併願先の決め方

  • 日程
  • 受験科目
  • 難易度
  • 残り時間

では、詳しく解説していきます。

2.1 日程

日程が被っていたら受験することはできません。

また、被っていなくてもあまりに過密な日程になってしまう場合はおすすめしません。

遠征に行く人は特に気を付けましょう。

詳しい日程は募集要項を確認しましょう。

2.2 受験科目

受験科目は、大きく英語と専門科目です。

英語はTOEICやTOFELの外部試験になりやすいです。

TOEICとTOFEL、2つの対策をすることは難しいのでどちらか1つの対策で済むように併願先を選びましょう。

専門科目はできるだけ被るように受けるのがベターです。

2.3 難易度

難易度が高い受験校を複数選ぶと対策がしんどくなってきます。

1つは自分が合格できそうな難易度の大学(基本は自分が通っている大学)を選び、後々困らないようにしましょう。

難しい大学ばかりだとリスクが高いね。

2.4 残り時間

受験校を増やすということは、もちろん対策にかける時間も増えます。

なので、受験対策ができる残り期間と自分の学力が重要になってきます。

残り時間を考えて、併願数を決めましょう。

3. 併願の数

併願校の数は、結論から言えば私は3つがベストだと思います。

しかし、それは院試勉強を始めた時期、科目の被り具合、難易度によって適切な数が変わります。

これから、3つがベストである理由と院試勉強を始めた時期の違いによってどのようにすればいいのか解説していきます。

3.1 3つがベスト

個人的には、併願数は3つがベストだと思います。

また、その併願校のパターンは以下の通りです。

  • 自大学(滑り止め)
  • 外部大学滑り止め
  • 外部大学(本命)

具体的にどのような併願先なのかは、後で解説します。

その3つの大学を併願することがベストである理由は以下の通りです。

併願数は3つがベストな理由

  • どこにも受からないリスクを減らせる
  • 対策の負担が大きすぎない
  • 外部大学を2つ受けられる

しかし、院試勉強を始める時期によって、受けれる数は変わってきます。

人によりますが、学部3年の3月頃から本格的に院試勉強を始めた人なら3つ併願できるでしょう。

ただし、受験科目はほとんど被るようにしましょう。

3.2 実際の併願先(具体例)

私が大学院受験をした大学と受験科目と日程は以下の通りです。

  • 関西学院大学→自大学(滑り止め)
  • 九州大学→外部大学滑り止め
  • 京都大学→外部大学(本命)
  • 外部で受ける科目はほとんど被っている
  • 外部の英語試験はTOEICで統一
  • 大学のレベルが異なる(3段階になっている)

自大学(関西学院大学)の科目は独立したものが多いですが、学部の授業の内容が主となるのであまり負担にはなりませんでした。

3.3 院試勉強を早くできていた場合

院試勉強を早く始めた人は併願数を4つにしても大丈夫でしょう。

院試勉強の開始が早いというのは学部3年の12月以前から始めた人のことです。

しかし、4つ受ける際には注意点があります。

併願校4つの注意点

  • 自分が行きたい大学から対策を始める
  • 対策が間に合わないと思ったら、併願校を減らす

併願校を増やすとその分勉強量が増えるので、本命の対策に影響がでないように十分に注意を払いましょう。

3.4 院試勉強の開始が遅かった場合

院試勉強の開始が遅かった場合は受験校を1つにするのが良いです。

院試勉強の開始が遅いというのは、学部4年の5月以降に始めた人のことです。

自分の大学が二次募集を行っていて、どうしても外部の大学を受験したいのであれば外部の大学1つという選択肢もあります。

しかし、リスクはかなり高い受験ではあります。

院試勉強の開始が遅かったら、リスクを取らなければ外部受験は難しいです。

3.5 5つ以上はおすすめしない

5つ以上の併願はおすすめしません。

その理由は以下の通りです。

5つ以上の併願をおすすめしない理由

  • 対策に手が回らない(逆にリスクにもなる。)
  • 受験が過密日程になる
  • 費用がかなりかかる(1校につき3万円程かかる)

1つ1つの対策が中途半端になって、どこにも受からないということになり兼ねないのでやめておきましょう。

4. 注意点

最後に大学院入試で併願する際の注意点を解説します。

併願の注意点

  • 滑り止めの推薦入試は受けれない
  • 入学金の振り込み

では、詳しく解説していきます。

4.1 滑り止めの推薦入試は受けれない

推薦入試は、基本的に合格すれば辞退することはできません。

なので、滑り止めの大学で推薦入試を適用することはできません。

自分の大学で推薦入試を使えても、外部の大学に行きたければ一般入試で受験しなければなりません。

4.2 入学金の振り込み

滑り止めの大学の試験が早くて、本命の大学の合格発表が遅い時があります。

その時、大学入試と同様に、滑り止めの大学に入学金を先に振り込まなければいけないケースがあります。

入学金は20万円程するのでそれを考慮した上で併願しましょう。

5. 大学院入試は併願数が重要

大学院入試は大学入試と異なり、併願数の選択肢に制限が少ないので併願数が大学院入試の攻略の鍵を握ります。

対策にかかる時間と併願することによるリスク軽減をうまく考えることが重要です。

それは、自分の学力の状態と残り時間を考えて柔軟に併願先を選びましょう。

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