オンライン研究室訪問ってどういうことかな?
外部生は、オンラインと対面どっちの方がいいのかな?
この記事では、上記のような疑問に答えます。
オンライン研究室訪問は、zoomなどの通信アプリを使い、教授と会話をします。
この記事では、オンライン研究室訪問を流れに沿って具体的に解説していきます。
この記事を読んでわかること
- オンライン研究室訪問は何をするのか
- オンラインと対面の違い
- 外部生の研究室訪問の効率的なやり方
1. オンライン研究室訪問の流れ
オンライン研究室訪問の流れは以下の通りです。
オンライン研究室訪問の流れ
教授にメール(アポ取り)
⇓
事前準備
⇓
教授との会話
⇓
教授にメール(お礼)
当日の教授との会話は、長くても1時間程度です。
では、これから1つずつ解説していきたいと思います。
1.1 メール(アポ取り)の仕方
オンラインでの研究室訪問の依頼を出す時の例文は以下の通りです。
件名:〇〇研究室のご訪問依頼
本文
〇〇教授
突然のご連絡失礼致します。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年の〇〇(自分の名前)と申します。
貴研究室のHPを拝見し、〇〇(自分が興味を持った研究)の研究に興味を抱きました。
つきましては、貴研究室について詳しくお話を伺いたく存じます。
お忙しいところ恐縮ですが、お話の時間を頂戴できますでしょうか。
このようなご時世なので、 ご都合よろしければzoomなどのリモートでのお話をできれば幸いでございます。
ご検討のほどどうぞよろしくお願い致します。
〇〇大学(自分の所属の大学)
〇〇(自分の名前)
電話番号
メールアドレス
基本的には対面での研究室訪問の依頼のメールと同じです。
ご時世でという文言をつけることでオンラインでの依頼にします。
その後の日程調節などに関しては以下の記事をご覧ください。
1.2 事前準備
メールでアポを取った後、オンライン研究室訪問する前にすべきことを紹介していきます。
事前準備としてすべきことは以下の通りです。
オンライン研究室訪問事前準備一覧
- リモートソフトの動作確認
- 志望理由を言えるようにする
- 当日の服装
- 当日の机に置くべきもの
では、1つずつ解説していきます。
リモートソフトの動作確認
まず、教授に指定されたzoomなどの通信アプリをインストールしましょう。
その後、マイク・カメラなどの動作確認を行いましょう。
パソコンでオンライン研究室訪問しよう。
志望理由
教授によっては、なぜこの研究室を選んだのか聞かれることがあります。
答えとしては、自分のやりたい研究とその理由を説明し、HPの研究内容と合致したと答えられれば良いでしょう。
服装
服装はスーツに着替える必要はなく、私服で問題ありません。
いつも通り外で着ている服で臨みましょう。
当日机に置くもの
- メモ帳
質問に対する答えや研究内容のことは、覚えきれないので必ずメモをとりましょう。
メモをとることは教授にも好印象になることが多いです。 - ペン
メモできるようにペンはおいて置きましょう。 - 質問リスト
次に紹介する質問リストを参考にして、質問リストを作成して下さい。
質問したいことがあったのに忘れていたということを防ぐために、机に置いておきましょう。
1.3 教授との会話
オンライン研究室訪問も対面と同様に、まず教授から主に研究内容の説明を受けます。
その後、研究室の雰囲気やルールなどを教えてくれた後、質問をする時間になるのが一般的です。
その時に質問すべきことは以下の通りです。
教授への質問
研究室について
- 研究テーマは選べるか
- 学会発表・論文投稿
- コアタイムの有無
- バイトやインターンをできるか
- 研究室のメンバー
- 外部生の割合
- ゼミの頻度,内容
- 卒業生の就職先
- 授業の場所
入試関連
- 推薦入試について
- TOIECのボーダー
- 一般入試の選択科目指定
- 本番の合格点
詳しい質問のことに関しては以下の記事をご覧ください。
1.4 お礼メール
教授の貴重な時間をいただいて、研究室訪問したわけなので、教授にお礼のメールをする必要があります。
研究室訪問をした当日に、忘れないうちにメールを送りましょう。
お礼メールの概要は、以下の通りです。
お礼メール概要
- 時間をとってもらったお礼
- 研究室訪問の感想
- 質問に答えてもらったお礼
- 挨拶
詳しく例文やその後を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
1.5 対面での研究室訪問の流れ
次は、対面とオンラインの違いについて解説していきます。
対面での研究室訪問の流れを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
2. 対面との違い(メリット、デメリット)
オンラインと対面ではそれぞれ違いがあり、良し悪しがあります。
オンラインでのメリットデメリットは以下の通りです。
オンライン研究室訪問のメリット・デメリット
- メリット
時間とお金を節約できる - デメリット
学生と話す機会がない
研究室の設備が見れない
では、詳しく解説していきます。
2.1 時間とお金を節約できる
オンラインで研究室訪問することで、大学までの移動をする必要がなくなります。
なので、大学の場所が遠ければ交通費や時間が大幅に削減できます。
たくさん研究室訪問をする外部生にとっては大きなメリットになります。
2.2 学生と話す機会がない
オンラインでは教授としか話すことができません。
対面と違って、学生と話す機会がありません。
学生へすべき質問や学生の雰囲気がわからないのは大きなデメリットです。
2.3 研究室の設備が見れない
対面であれば実際に研究室に入って、研究設備を見学することができます。
しかし、オンラインでは見学することはできないです。
3. 気に入った研究室は対面でもすべき
前述したように、時間とお金を節約できるという観点から外部生にとってオンラインは大きなメリットです。
しかし、学生と話す機会なしに研究室を決めることはおすすめしません。
その理由は以下の通りです。
学生と話す機会がないデメリット
- 最低2年間共に過ごす学生の雰囲気を知れない
- 学生から見た教授の人柄がわからない
- 学生からの入試情報が得られない
オンラインのメリットも活かしながら、デメリットを補うためには気に入った研究室には対面での研究室訪問もすべきです。
3.1 オンライン→対面の提案の仕方
オンライン研究室訪問をした後、対面での研究室訪問を提案する方法は以下の通りです。
オンライン→対面の提案の仕方
- オンライン研究室訪問の時に伝える
- メール
それでは、詳しく解説していきます。
オンライン研究室訪問の時に伝える
オンライン研究室訪問時に、この研究室に行きたいなと感じたら、後日直接研究室に伺ってもよろしいですかと聞いてみましょう。
私は、実際2人の教授に頼みましたが、嫌な顔1つせず受託してくれました。
その時に断られるようであれば、自分が歓迎されていない可能性が高いです。
断られるようであれば、その研究室はやめておいた方がいいかもね。
メール
基本的には、頼みやすいのでオンライン研究室訪問時に言った方が良いです。
しかし、他の研究室を回った後で、対面での研究室訪問がしたいと思うこともあるでしょう。
その時には、メールで頼みましょう。そのメールの例文は以下の通りです。
件名:〇〇研究室の対面でのご訪問依頼
本文
〇〇教授
先日、オンラインで研究室訪問させていただいた〇〇大学の〇〇(自分の名前)です。
貴重なお時間を頂きありがとうございました。
先日のオンラインでの研究室訪問で、貴研究室の研究のすばらしさを知り、貴研究室への志望が強くなりました。
そこで、研究設備の見学と学生とお話させていただきたいので、直接貴研究室をご訪問させていただけないでしょうか。
誠に勝手な願いですが、ご検討のほどどうぞよろしくお願い致します。
〇〇(自分の名前)
- 再度お礼を言う。
- 対面で研究室訪問をしたいことを理由と共に伝える。
4. 外部生はオンライン→対面にすべき
外部生は最初の研究室訪問はオンラインで行い、気に入った研究室は、対面で再度研究室訪問を行うことがベストだと思います。
その理由は以下の通りです。
外部生はオンライン→対面にすべき理由
- 自分と合わない研究室を訪問した時の労力を最小限にできる。
- 自分に合った研究室に時間をかけることができるのでミスマッチを防ぐことができる。
オンラインと対面を組み合わせることによって、研究室訪問を効率良く行うことができるのです。